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いつかボサノヴァ。


新曲に関する音楽誌のインタビューやラジオでの三人のPerfume発言なんかを聞くと、どうしたらファン
から飽きられないか、どうしたらもっとファンが楽しめるのかという、あの「楽しさのループ」をいつも念願に
置いていることが再確認できる。

「ファンが楽しい→Perfumeが楽しい→スタッフが楽しい→Perfumeが楽しい→お母さんが楽しい→・・・
 ・・・→Perfumeが楽しい→お客さんが楽しい→Perfumeが楽しい→・・・」

久しぶりに新曲が出てもPerfumeのファンへのそんなスタンスは変わらない、変わって欲しくないと思うこと
はいつものように大切にしている。そんなインタビューが素直に嬉しい。

三人とスタッフとで、こんなことやあんなことをしたらPerfumeに合うなんて話しているようだ。
今年は攻めの年だから、いろんなチャレンジがあるだろう。

そんなことで、中田さんに作ってほしいと以前から思っているサウンドスタイルがある。
「ボサノヴァ」だ。独特のクールさと知性が融合する、感情を押さえたボッサの歌唱法と小気味いいリズム。
そこに、幾重にも重なるタイトで重音圧な中田節のリズムがどう織り上げられるのか。
そして、Perfumeのラテン風ダンスが絡み合う ・・・ そんな妄想が現実に見れたらと願う。

幸い、和風ボサノヴァのマーケットは開放されている。ヒット曲への土壌は豊潤ですらある。
すぐに思いつく大ヒット曲だけでも・・・、

[荒井由美/あの日に帰りたい] [丸山圭子/どうぞこのまま] [尾崎亜美/マイピュアレディ]
[サーカス/Mr.サマータイム] [桑田佳祐/恋人も濡れる街角] ・・・。

すでに、作曲スタイルのひとつのジャンルになっている。
Perfumeだったらこれらのヒット曲とは違った、和風ボサノヴァのひとつの流れにもなるだろう。

すでに [Speed of Sound] でラテン・ロックは実証済み。ボッサ・ロックは必然のようにも思える。
そして、その中田流ラウンジ・サウンドは、少し大人になったPerfumeの新境地にもなると思うのだが・・・。


ボサノヴァ・スタイルのいいところは時代を超えること。1977年発表のこの曲もいつまでも旧くならない。
和風ボサノヴァを代表する佳曲。Perfumeが歌えば・・・。




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Date: 2010.04.07 Category: 邦楽  Comments (0) Trackbacks (0)

4人目?を夢想した。


いま思えば、子供の頃 園 まり のファンだったかも知れない。
少し前、FMラジオで彼女の代表曲 [逢いたくて逢いたくて] が流れていて、いたく感動した。

この年になるまでほとんど気が付かなかったけれど、思春期の始めの頃、密かに彼女の魅力に惹かれ
ていたようだ。そうでなければ、何十年振りの彼女の歌声に、こんなにときめかないはずだと思う。

Perfume園まり」 どうも子供の頃から一貫してこんな歌声が好きみたいだ。
どちらも、声が乾いている。湿った声より乾いた声がいい。カラッとして青空が連想しやすい。
湿り気が少ないから、どんな曲も軽快で浮遊感がある。曲が漂うから乗りやすいし気持ちがいい。

edge]の気持ちいい音楽世界は、樫野さんの浮揚感ある声質によって導入される。
樫野さんの声質は、手の上にフワっと乗り、追いかけてもス~ッと逃げていくように頼りなげだけど、
なにかこころがほっこりしてくる。だから無機質な[edge]サウンドによくなじむ。
すぐに、大木さんのまっすぐで安定した歌声に続き、西脇さんの広がりのある弦楽器みたいな声が包み、
気持ちよく相乗させ融和する。

edge]の例のように、三人のハーモニーはかけがえがないし、余人には替えられないのは当然だ。
でも、もしPerfumeが4人ユニットだったら、その4人目が 園 まり だったとしたら、夢想は楽しい。

今のPerfumeより少し年上の 園 まり は、「大人向けお菓子系」の歌声でとてもチャーミングだ。
当時の歌謡曲の常で、感情をたっぷり入れる歌い方をしているけど、この声でPerfume風の歌い方を
したら、全然いけると思わせる。うん、いいと思う。



そして、23歳の頃の 園 まり はとっても可愛い。
いまでもPerfumeにウキウキしているのに、園 まり が4人目のPerfumeだったら、その可愛さは異常だ。

Date: 2010.01.10 Category: 邦楽  Comments (0) Trackbacks (0)

パンタさんの言葉で。


19日の朝日新聞(be on saturday)に対照的なふたつの記事があった。

ひとつは、2面[カラオケで人気のミュージシャン]と題された、カラオケ歌手ランキング。
今年のカラオケ人気歌手ランキングは、1位[浜崎あゆみ] 2位[倖田來未] 3位[EXILE]と続く。
この顔ぶれは3年連続で不動であり、エイベックス帝国の覇権はカラオケ界をも制圧してしまったらしい。

ある音楽評論家はこの3組を[Jポップの現役3横綱]と呼んでいる、と記事にある。
一昔前に言っていた、美空・雪村・江利の[三人娘]や郷・野口・西城の[新御三家]と一緒だ。
いつの時代も歌謡曲は歌謡曲。今のカラオケランク曲なんかは、新しい形態の演歌と違うの?

「アップテンポでキーが高くなれば歌の巧拙がわかりにくく、うまく歌いこなせるような錯覚を起こし、聞き
惚れてしまうもなのです」とこの記事の音楽評論家は言う。そう、こぶしを唸れれば歌いこなせたと錯覚
する演歌歌手の巧拙と同じだ。

いつのころからか歌謡曲のことを[Jポップ]と言い始め、多少の年長者が歌う流行歌のことを[エイジフリー
ミュージック]などと言い始める。いつでも、いつまでも大衆音楽は商売・商売。この頃ほんとに露骨。

踊らされようと手の上に乗っけられようと、身に沁みる音楽がなんであっても他人とは無関係。
こういう大量消費歌謡曲がどう支持されたところでどうでもいいこと。

でも、あまりに歌謡曲・流行歌に偏りすぎる。流行るだけのことで、その歌手の人格さえも天上に昇る。
行き着く先が、常軌を外しまくる酒井法子報道になってしまうのだ。そしてそれもおいしい商売のネタに・・・。

そうした世界とは180度違うミュージシャンがいる。
4面に載った[逆風満帆]と題された特集記事 [頭脳警察]のパンタさんだ。

「世の中には男と女をテーマにした歌ばかり、俺はそうじゃなくてもいいと思ったわけ。反抗、反骨、反逆・・・
ロックバンドである以上、『反』を表現するのは当然だ」パンタさんは活動家でなく表現者として叫んだ。

「米国で巨大化したロックビジネスの風下の日本の、さらに片隅にいる自分がなさけなく、ばかばかしく思えた。
やってられねえよって」

赤軍派幹部の詞「世界革命戦争宣言」を歌ってしまった男、反社会的だと発売中止にされたグループ。
自分がいる所をきちんと知っていたし、世の中と音楽、どうしようもない矛盾にずっと怒っている。

Perfumeのことを語るとき、「唯一無二」ということばで表現してきた。しかし、歌謡界にいることは確かなこと。
だからと言って、パンタさんのいう「米国ロックビジネスの風下」にはいない。断固風下ではない。
この一点だけで探しても、上に挙げたランク歌手のどこにいるのか。

だからPerfumeが大好きなんだ。パンタさんの言葉でよくよく確認できた。

(「」の中の言葉は12月19日付朝日新聞(be on saturday)から引用しました)


Date: 2009.12.20 Category: 邦楽  Comments (0) Trackbacks (0)

時代が過ぎていく。



悲しいがふれない訳にはいかない。

加藤和彦さんのご冥福を祈ります。

坂本 九さん、加藤和彦さんに教えられ、今の自分がいる。
・・・なにも書けない。

たくさんの人の思いとともに捧げます。



Date: 2009.10.17 Category: 邦楽  Comments (0) Trackbacks (0)

坂本 九


4回前に、大好きな曲『Nat King Cole/When I Fall in Love』を紹介しました。
今回は子供の頃から聞いている、心を振るわせる邦楽のことを書きます。

永六輔作詞、いずみたく作曲、坂本 九歌『見上げてごらん夜の星を』(1963年)。
小学生の時、ふたつ上の兄が初めて買ったシングルレコードで、卓上プレイヤー(という再生装置
があった)にのっけて、何回も何回も繰り返し聞いたものでした。

音楽にほとんど白紙だった子供のころ、初めて出会ったレコードがこの美しい曲だったことは、
本当によかった思います。
ひたむきで、うそがなく、さみしいのは自分だけじゃないとやさしく包み、やさしく励ます。
そして聞く人すべてに、あしたを信じようという大きなメッセージ。
時代が新しくなるにつれてこうした明るい青少年的メッセージが時代遅れで、かっこ悪い歌詞
に見られ、歌詞が自分の中に向かい始めます。でも、今の時代になってどっちが輝くかが見える。
どんなに歳を重ね時代を経ても、いや重ねるたびに真実の詩が胸に沁みます。

アイシテイルやソバニイタイとかの、自分しか見ようとしない、易くて軽いハヤリ言葉のように
繰り返される、空ゾラしい量産的なハヤリ歌。
この曲は、そうした歌謡曲をきれいに選別してくれるモノサシでした。
そして、一見そうしたハヤリ歌に聞こえても、とってもいい歌があることも教えてくれます。

子供の頃、「坂本 九」はうまい歌手だと思っていませんでした。
当時歌手といえば、まず声がよくこぶしが廻り、歌い上げられる技量があることがあたりまえ
の事と思っていました。「坂本 九」の声はお世辞にも美しくはないし、ことばの輪郭はぼやけ
歌い方も独特です。(子供の頃習っていた、都都逸の発声に影響していると言われています)

あらためて聞いてみると、歌がうまいとはどういうことかが、今にして理解できます。
声を張りあげず、それほど歌い上げもせず、メロディをなぞるように笑顔で歌います。
それでいて、その歌い方がとても力強く、胸に迫ります。

そういえばこのごろ、歌がうまいと言われる歌手が笑顔で歌っている姿をあまり見かけません
眉を寄せて苦しそうに歌い上げることで、うまく見せているような。(気のせい?)
だから、「マカロニ」なんかで笑顔笑顔で歌う、Perfumeが美しい。


平井 堅」が当時の「坂本 九」とデュエットしたこの曲。少し前話題になりました。
見上げてごらん夜の星を

坂本 九」、笑顔なのにとても訴える、そして声の強さがすごい。


Date: 2009.10.03 Category: 邦楽  Comments (0) Trackbacks (0)