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アーティストへ。


重い。

11月11日の「Perfume locks」を聴いた。
大成功・大盛況・大感激のオンパレードだけしか聞こえてこなかった東京ドームなのに、
(音響の質や、ハコとしてのギモンは論評としていくつかあったとしても)
すべてをハッピーエンドにとらえていなかった本人たちの言葉が、その中にあった。
その言葉がとても重い。

大本さんは、「愛に包まれていた」と言った。
10年間の集大成が愛の輪の中でおこなえたことの幸せと感謝を、こんな言葉で表現した。

西脇さんは、「夢は思い続ければ必ず実現するよ」と本当に素直に言えたと言った。
思い続けた夢と夢のような現実の空間が、10年間の自信と成長を確信した言葉として言った。

でも、樫野さんだけは違った。
そこに、夢の帰結の高揚も、達成した歓びも、充足した言葉もなかった。
「もっと もっと できたのに・・・」と、涙で唇を震わせていたのだ。
「みんなに謝りたい」とまで言った。

ショックだった。

樫野さんはそれほど自分を追い込んでいたんだ。
「もっと もっと」出来なかったこと、背負っていたのは何んだろう。東京ドームライブの
空気感が、彼女にとってジャストフィットしたものではなかったものは何んだったのか。

体調が? それとも、マレッジブルーみたいに大切すぎた反動?
5万人に囲まれた切迫感と轟音のような圧力のせい?
圧し潰されるような精神的重圧と気の遠くなるような期待感は、終わっても開放されないのか。

去年の代々木ライブの前もそれぞれに不安を隠しきれないでいた。でも、それも成長の過程
だった。と今なら言える。
だからといってこれほどになったPerfumeを、これからも性急に背伸びさせ続けることもない
だろうと、片隅の高齢いちファンは、そう思ってしまう。

Perfumeは表現者だと思っている。歌もダンスもMCも照明も舞台装置もキャラクターすべて
ひっくるめて、独自の世界を構築する表現者だ。そう思っていたが、いつの頃か気がつかない
間に創造者としてのアイデンディティの芽が現れているのか。

中田さんの音楽世界も、水野先生のダンス空間も、今Perfumeは完璧に描ききっている。
そのうえに、中田さんの世界も水野先生の空間をも自分たちの手に包み込めるような、新しい
世界を創造する旅に、自分自身で歩き出そうとしているのだろうか。

旅に向かうジレンマは、重く厚い。
樫野さんの涙が、去年の横浜最終公演の涙に重なるのは、いつになるのだろうか。


Perfumeは、表現+創造=アーティスト へと歩き始めた。





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Date: 2010.11.14 Category: Perfume  Comments (0) Trackbacks (0)

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