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トクマルシューゴを知った。


NHK「トップランナー」 で【トクマルシューゴ】というミュージシャンを知った。
2004年にNYのインディーズレーベルでデビュー後、海外・国内問わず活躍しているらしい。

番組の中で、玩具や日用品などの非楽器を演奏に取り入れていることを彼の特徴として、そうした非楽器の
曲作りの実際を見せていた。歌詞を含め、彼の自作曲はオリジナリティに富んでいる。

ひとりで何種類もの非楽器をひとつずつ演奏・録音して多重録音をする曲作りも、生ギターの演奏力やライブ
での希求力も、なかなか達者なものだと結構感心してしまった。

NYデビューで海外でも活躍しているミュージシャンでありながら英語で歌っていない。オーストラリアのCM曲
でも日本語のまま使用しているということだ。70年代に侃侃諤諤と「ロックと日本語論争」で騒いだことを知って
いる自分にとって、音楽なんて実はとても軽やかなものだっていう普通のことを、何気なく見たテレビでこんな
かたちに具体的に教わるとは思いもよらなかった。

音楽にとっての日本語の敷居の高さなんてやっぱり幻想だった。そう感じさせていたのは何だったのか。
これまでの日本ポップスの海外(=米国)への挑戦は、まず英語力ありきだった。歌詞は当然英語、歌手も
英語の発音力が一番に求められた。米国のはやりのサウンド・リズムをベースにした演奏に、ネイティブが
聴けばほほえましく思うくらいの発音に、心象のよくわからない平たい歌詞。

日本と米国を逆にして想像すれば簡単に分かることでも、海外進出には英語が出来なければとの強い想い
があったことは確かだろう。アメリカンポップスの強い影響力の下にあっては、そうだったんだろうと思う。

【トクマルシューゴ】というミュージシャンが「Jポップ」からではなく、NYから出てきた意味は大きい。

「Jポップ」が多様性に富んでいるように見えるのは吸収力の大きさがあるからだと思う。質や量はともかくも、
アメリカンポップスの大きさに比例して「Jポップ」もある。たくさん吸収した大きな器の中では、自由がとても
大きなものに見える。まるで境なんてないかのように。だから、錯覚もしてしまう。

Perfumeのファンになった理由のひとつがこのことにある。
Perfume(三人とすべてのスタッフ)は錯覚なんてしていない。吸収だけで終わっていないし、音楽的な表現
(ダンスを含め)の拘束からの自由を追い続けている。見て聴けば誰でも分かるくらいなシンプルさで。

トクマルシューゴライブでベースレスなのは何故か?の問い対する答えが、Perfumeの世界観にも重なる。
「ベースは強く、土台だ。ベースレスにしているのはその土台にある枠をはらって音楽を浮遊したいから」
言い方は違うけど、そんな意味を言っている。

気持ちよい浮遊感は、しっかりしたオリジナリティと音楽的自由から放たれる。Perfumeもトクマルシューゴも
それを意識して実践している。その意味では、Perfumeトクマルシューゴの共通点は太い。

世界を意識させる日本のミュージシャンはPerfumeだけだと書いてきたが、もうひとり追加となった。


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Date: 2010.03.13 Category: Perfume  Comments (0) Trackbacks (0)

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